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照明デザイナーが教える照明器具選びのコツ①

更新日:2020年8月17日

簡単に真似できて、空間の質が上がる照明選びのポイントを

今日から何回かに分けてお届けしたいと思います。


第1回は「リビング照明の選び方のコツ」をお届けします。

 

今、皆さんのご自宅のリビング照明はどのようなものを使われていますか?


天井にシーリングライトが1つだったり、ダウンライトが複数ついていたり

生活に必要な明るさを天井からの照明だけでまかなわれている方が

ほとんどではないでしょうか。


最近では調光機能や調色(光の色を変えられる)機能をもった

シーリングライトやダウンライトが住宅に採用されることも

珍しくなくなってきたので、ここ数年で生活のシーンに合わせて

光を変化させるという暮らし方が定着しつつあるように思います。


これだけでも数年前と比べると住宅の中の光環境は豊かになっていますが

せっかくなので+αの光を置いて、より快適なリビング空間をつくりましょう!

 

STEP1 照明の置き場所を考える

リビングを見渡した時に照明器具が置けそうな場所はどこにありますか?


▶ソファーの横に少しスペースがある

・読書灯としても使えるスタンドライトを置く

手元の明るさがアップするだけでなく、照明をつけていない時でもインテリアとして

お部屋のアクセントになります。スタンドライトはデザインが豊富にあるので、

家具のテイストに合わせて器具を選びを楽しんでください。

参考商品(コイズミ照明/AT49288L)


▶部屋のコーナーにスペースがある

・壁側に光が出る器具を置く

コーナーに明るさをプラスすることで部屋に奥行きを感じられるようになります。

また壁にリバウンドした光が柔らかく広がるので落ち着いた雰囲気を演出できます。

くつろぎたい時には天井照明の明るさを絞って間接光メインの空間で過ごすのも

おすすめです。

参考商品(大光電機/DST-38253Y)


・少し背の高いスタンドライトを置く

上記同様、部屋に奥行きを感じられるようになります。

また、ある程度高さのあるスタンドは存在感があるため選ぶデザインによって

部屋の印象を変えることができるのも魅力のひとつです。


参考商品(YAMAGIWA/323S7338)

STEP2 生活シーンを考える

STEP1で置き場所を決めたら、生活の中で使うシーンを想像してみましょう。

せっかく照明器具を置いても使わなくなってしまっては意味がありません。

購入前に使用イメージを持っておくことで長く付き合える器具選びがしやすくなります。


例えば、小さなお子様がいらっしゃる家庭に背の高いスタンドライトを置く場合、

子供がつかまって転倒していまう危険性があります。デザインが気に入ったからと

購入した華奢なスタンドライトに毎日ハラハラしながら生活するのはちょっと…という感じですよね。この場合は土台に重みのあるデザインを選ぶか、もしくは床置きのグローブライトがおすすめです。


参考商品(Panasonic/SF251WK)


インテリアはその時の暮らしに合わせてプラスしていけば良いし

変化を楽しむものだと思うので、ぜひ「今」の生活を豊かにできる

あかりを選んでください。


STEP3 実際に購入する

イメージがまとまったら、ようやく購入です。

暮らしの一部になる買い物なので、実物にきちんと触れてから購入するのが理想ですが、なかなか照明器具をたくさん置いている店舗も少ないので

大半の方がネットで購入することになると思います。


ネット購入の時に気を付けなければいけないのはサイズ感の把握です。

届いたら思ったより大きかった!とならないように、器具のサイズを確認したら

置く場所にメジャーをあてて空間の中でのサイズ感を把握するようにしましょう。


ぜひ光で空間を豊かにして、生活を楽しんでください!




wakkaでは照明計画だけでなく、器具選びのご相談にも対応致します。照明器具選びにお悩みの方はお気軽にお問合せください!

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