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照明デザイナーが教える照明器具選びのコツ③


簡単に真似できて、空間の質が上がる照明選びのポイントを不定期でお届け!

第3回は「キッチン照明の器具選びコツ」をお届けします

 

シンプルになりがちなキッチンですが

少しの工夫でおしゃれ感を演出することができます。

「基本の照明」から「+αの演出」まで

選び方のポイントをお伝えしていきます。

 

【基本の照明選び】

STEP1 光の色を決める

キッチンとダイニングが一続きになっている間取りの場合はベースとなる光の色は

統一しておきましょう。例えばダイニングは電球色、キッチンは昼白色としてしまうと

空間が分断されているような印象になります。ベースの光の色を統一することで、ダイニングとキッチンがひとまとまりの空間に見えてくるので、部屋を広く感じられます。


手元灯を設ける場合は昼白色の光の方が食材の色を正確に把握できるのでおすすめです。あくまで作業用の光なので、料理が終わったら消灯して空間全体は同じ光の色で統一しておきましょう。


最近ではあまり見かけませんが、キッチンが完全に独立している間取りの場合は

光の色は好みで選んで大丈夫です。


STEP2 器具を検討する

次にどのような器具で明るさを取るかを検討しましょう。

ダウンライトにするのかシーリングライトにするのか埋込照明にするのか…、空間全体のバランスを見て決めましょう。例えばキッチン周りにペンダントライト等の装飾照明を取付けるのであれば、それを際立たせる為に他の箇所は器具の存在感を抑えられるダウンライトにすると空間に緩急がついてバランス良くまとまります。





☆アクセントになる照明は①~③のどれか1カ所に!


☆STEP1にある手元灯とは②の部分。

 ここにペンダントライトを設置する

 場合は電球色の光で!




基本照明は上記を参考にして建築設計の方と打合せをしてください。


【+αの演出アイデア】

CASE1 間接照明

カップボードに間接照明を仕込むだけで上質な空間に仕上がります。

リビングでくつろぐ時などもキッチンを真っ暗にするのではなく、間接照明だけ

点灯させておくことで空間に奥行きが出るのでおすすめです。

できれば調光機能も付けて、その時の気分で部屋の雰囲気を変えて楽しんでください。


CASE2 ペンダント照明を吊るす

吊戸棚を付けていないオープンキッチンであれば、カウンター上にペンダントを吊るして空間にアクセントをつけることが出来ます。カフェのようなキッチンスペースの雰囲気が好きな方は、ペンダント照明のデザインひとつで空間の印象をガラリと変えられるので是非取り入れてみてください。

また、配線ダクトを設置していればペンダント照明はご自身でも取付可能です。

デザインに飽きてしまうかも…という方はカウンター上に配線ダクトを設置して、生活の変化に合わせて器具を取替えて楽しまれてはいかがでしょうか。



 

キッチン照明の取付けは電気工事が必要になることがほとんどなので

新築やリフォームのタイミングでないと変更するのがなかなか難しいです。

これから住まいづくりをされる方は是非キッチン設備だけではなく

照明も併せて検討してみてください(^^)


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